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編集室水平線のニュースレター「ひとりから、長崎から」第15号(2025.5.31)
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こんにちは。編集室水平線の西浩孝です。
ニュースレター「ひとりから、長崎から」第15号をお届けします。
昨日の夕方、活水女子大学の名誉教授で詩人の田中俊廣先生から、自宅に電話
がありました。
「いやあ、とくに用事はないんだけど」
20分くらい話したでしょうか。用事のない電話って、うれしいですね。
(このレターは、PCで読まれることを想定しているので、スマートフォンでは
読みにくいかもしれません。あらかじめご了承ください。)
(↑これと↓これ、毎回書いていて恐縮ですが、新しく登録していただいた方
のためにそうしています。以前から読んでくださっている方には恐縮です。)
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ニュースレターの内容紹介です。
「新着情報」では、文字どおり、水平線および水平線の刊行物に関する最新の
情報をお知らせします。
「作業日誌+α」は、ニュースレターが隔月配信なので、その2か月のあいだ
にメモした短い記録をいくつか掲載します。「+α」とあるのは、編集作業と
は関係のない記述も含まれているためです。
「海岸線」は、編集人(わたし)による書きものです。そのときに書きたいこ
とを自由に書いていきます。今回のタイトルは「ひとのかなしさ」。
「本棚の本」では、水平線(わたし)の本棚にある本を紹介します。これは、
フェイスブック、インスタグラムに投稿しているものと同じです。→もう長い
あいだ投稿できていません:(˘•̥ㅁ•̥˘ ):ほとんどあきらめています:(˘•̥ㅁ•̥˘ ):
「『雨晴』から」は、オンラインマガジン『雨晴』(suiheisen2017.com)のなか
から、公開済みのひとつを選んで、一部または全部を掲載するものです。今回
は、姜湖宙さんの連載『ストライク・ジャム』の第15回「通訳(ジャンクショ
ン)」です。
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それではどうぞご覧ください。
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【新着情報】伊藤明彦『未来からの遺言』、NHKでドラマ化! など
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シリーズ「伊藤明彦の仕事」第1巻、『未来からの遺言─ある被爆者体験の伝
記』がなんとNHKでドラマ化されます!
タイトルは『八月の声を運ぶ男』。主演は本木雅弘さん、作は『太平記』『麒
麟がくる』などで知られる池端俊策さん(広島出身)です。
出演者は、阿部サダヲさん、伊東蒼さん、石橋静河さん、尾野真千子さん、田
中哲司さんと超豪華。
じつはわたくし、本木雅弘さんとツーショット写真を撮ってもらいました!
キャー!
2025年8月13日(水)総合テレビ、夜10:00~11:29放送予定です。
詳細はNHKのホームページをご覧ください。
https://www.nhk.jp/g/blog/zu62xiifm4at/
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伊藤明彦さんへの注目が続いています。
この間の最大は、4月の『西日本新聞』紙上での連載「被爆太郎になった男─
伊藤明彦と千人の声」(全5回、川口安子記者)。
〈長崎市の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館に、1003人の「声」が眠っている。〉
〈ピカーッと光ったでしょ、青白いんですよの。(被爆当時16歳、広島、男性)〉
〈裸同様な人がもう、どんどんどんどんと、行列をつくって。(同25歳、広島、
男性)〉
〈地獄だろうかと思ってですね。もう、助けてくださいって。ほんっと、助け
てください助けてくださいって。(同37歳、長崎、女性)〉
〈寄贈したのは伊藤明彦(1936~2009)。長崎放送のラジオ記者を経て、1970
年代、私費で全国を訪ね歩いた。広島と長崎、ビキニ水爆実験で被爆した人の
声を収めたオープンリールと呼ばれる磁気テープは、951巻に上る。〉
〈伊藤は録音を終えた後もその声を後世へ伝えるために生きた。人間と核兵
器の関係について考え抜いた末、「被爆太郎」という概念を生み出した。〉
〈被爆太郎とは、何者なのか─。〉
『西日本新聞』4月16日、17日、22日、23日、24日の文化面、または『西日
本新聞me』(要登録)で全文を読むことができます。
https://www.nishinippon.co.jp/item/1339998/
その他、雑誌『地平』5月号、『しんぶん赤旗日曜版』5月11日号に書評が掲
載(作家の青来有一さん/元長崎放送記者の関口達夫さん)。
〈伊藤明彦の仕事は、原民喜、大田洋子、林京子などとともに、被爆者によっ
て書かれた一連の「原爆文学」の系譜において読み継がれていくべきだろう〉
(青来さん)
わたしもラジオで宣伝。NHK『はっけんラジオ』(九州沖縄、4月28日)、
NBC『あの人 この歌 ああ人生』(長崎、5月12日)。今後もいくつか話す場
を与えられています。
以下のページで、内容紹介、目次、著者略歴を見ることができます。「本文公
開」で第1章を読むこともできます。
よろしくお願いします!
https://suiheisen2017.jp/product/3763/
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オンラインマガジン『雨晴』を、ぼつぼつ更新しています。
この間に公開したのは、以下のとおりです。
●姜湖宙『ストライク・ジャム』
第15回「通訳(ジャンクション)」
https://suiheisen2017.com/kang-hoju/3449/
●しろくま『銀世界』
第8回「新世界」
https://suiheisen2017.com/shirokuma/3472/
●諸屋超子『くたばれ』
第15回「生きる」
https://suiheisen2017.com/moroya-choko/3481/
●亀山亮『戦争』
第16回「上官を撃ち殺した日本兵」
https://suiheisen2017.com/kameyama-ryo/3490/
オンラインマガジン『雨晴』は、アプリ「編集室 水平線」内で公開しています。
以下のページから、お手持ちのスマートフォンやタブレットに、インストール
をお願いします。
https://suiheisen2017.jp/appli/
『雨晴』はsuiheisen2017.comでも読むことができますが、アプリを入れると、
毎回プッシュ通知で更新情報が届きますので、こちらを推奨しております。
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【作業日誌+α】2025年4月〜2025年5月
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●4月2日(水)
午前、車で病院へ。『OH! HAPPY MORNING』。ラジオネーム「郷ひろし」か
らのメール。ひろみの真似をするだろうなと思っていたら、やっぱり「郷でー
す」と言った。幼稚。午後、どうにもやる気が出ないので仕事をやめ、「道の
駅 夕陽が丘そとめ」までドライブ。ベンチでミルクソフトクリームを舐めなが
ら海を眺める。帰り、ローソンでパーフェクトサントリービール黒500mlを買
い、家のベランダで飲んだ。いがらしみきおの漫画『人間一生図鑑』(双葉社、
2025)に感動する。
●4月8日(火)
晴れ。あたたかい。桜はもう葉が出て散り始めている。9時ごろからメールの
返信と本の発送作業。郵便局の窓口でいつも対応してくれていた人が4月に入
ってからいないので聞いてみたら、退職されたそう。残念。「伝えておきます
ね」。昼、インスタントの塩らーめん。13時半、「被爆者の声」関連で清和法
律事務所。30分5,500円×3=16,500円。浜町アーケードのドトールに入り、聞
いたことを急ぎ紙にまとめる。ルイボスティー。バスで大神宮前。すき家が再
開していた。
●4月13日(日)
長崎駅前11:30発の「九州号」で福岡へ。西鉄イン天神、チェックイン。歩い
て「本のあるところajiro」。『大江満雄セレクション』(書肆侃侃房)刊行記
念、木村哲也さんトークイベント「いまよみがえる対話の詩学」に参加。満員。
パネル展では貴重な写真。終了後、打ち上げにお邪魔。しかも2次会まで。すっ
かりできあがった木村さんが面白かった。最後は編集者の藤枝大さんと肩を組
んでどこかへ消えていった。
●4月14日(月)
博多から新山口まで新幹線。宇部線に乗り換えて宇部新川。自動改札機はなく、
駅員に直接きっぷを渡す。人がほとんどいない。ホテルニューガイアに到着。
掃除機の音が響く暗いロビーで無料のコーヒーを飲む。15時、難波稔典さん。
「被爆者の声」関連で打ち合わせ。相談事項多数で19時をまわる。23時まで営
業のスーパーで花と線香を購入。適当に選んだ居酒屋で飲む。価格が税別表記
で騙され、いい値段した。レモンサワーはメガにすべきではなかった。
●4月15日(火)
伊藤明彦さんのお墓参り。生きている伊藤さんに会うような気持ちになり、緊
張した。持参した『未来からの遺言/被爆太郎伝説』を供え、シリーズ全6巻
の完結を誓う。何枚か写真を撮った。駅でおみやげを買って新幹線を待つあい
だ、感慨にふけった。
●4月20日(日)
水曜日のカンパネラのプレミアムライブに行ってきた(長崎スタジアムシティ
HAPPINESS ARENA)。近かった。最高。
●4月25日(金)
昨日で西日本新聞の連載「被爆太郎になった男─伊藤明彦と千人の声」(全5
回、川口安子記者)が終わった。力作だった。昼、知らない番号から電話。取
引先だったが、請求書はまだかと怒っている。じつは向こうのミスだった。が、
なぜかこちらが悪いような言い方をされ、売上報告書も不明の作り方、かつ偉
そうなので担当者にブチ切れる。久しぶりにブチ切れた。ブチ切れたまま授業
参観へ。
●4月28日(月)
長崎市が財源確保のため導入しているネーミングライツ制度で、「長崎市立図
書館」の愛称が「不動技研ながさき市立図書館」になることが決まったらしい。
これ愛称と言えるのか。17時15分、NHK『はっけんラジオ』(九州沖縄)の
「はっけんトーク」に出演。うまく話せず落ち込む。録画していたJNN九州沖
縄ドキュメント『ムーブ』、「インクと活字と山田さん」を観る。1972年に創
業した「文林堂」(福岡市城南区鳥飼)の山田善之さん(83)。活版印刷には
「危ういおもしろさ」があるという。書籍の編集も同様。
●5月1日(木)
ベトナム戦争の終結から50年。舌打ちため息ドライバーが運転するバスに乗り
長崎駅前まで。15時、NBC本社。塚田恵子さんのラジオ番組『あの人 この歌
ああ人生』の収録。「人生の一曲」にはアレサ・フランクリンの「Think」を選
んだ。終了後、メトロ書店に寄り、Mさんとお話。遅くなったので、夕飯を食
べて帰ろうと思い、安居酒屋に入る。カウンター。隣に若い男女。途中、男が
「好きです」的なことを言った(ここで?!)。展開が気になって仕方ないのに、
いつまでもはっきりしないので会計。雨のなか帰宅。
●5月9日(金)
体調不良から復帰。注文していたメルロ=ポンティ『知覚の現象学〈改装版〉』
(中島盛夫訳、法政大学出版局、2015)と木田元『メルロ=ポンティの思想』
(講談社学術文庫、2025)が届く。この間、小林昌樹『立ち読みの歴史』(ハ
ヤカワ新書、2025)、飯田一史『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか 知ら
れざる戦後書店抗争史』(平凡社新書、2025)、E.M.シオラン『崩壊概論』
(有田忠郎訳、解説=大谷崇、ちくま学芸文庫、2025)、『市村弘正著作集』
(上下巻、集英社、2025)など。『近代出版研究』第4号(特集「書物百般・
紀田順一郎の世界」)巻頭の片山杜秀ロングインタビュー「古本王子の快進撃」
には笑った。「本を整理している暇があったら買いに行く」とか明らかに異常
だが、それを「快進撃」というのもまた異常。
●5月11日(日)
ANA662便8:25長崎発で東京へ。予定より早く羽田に到着。モノレール、山手
線、中央線と乗り継いで立川に向かう。約束の12:30まで時間に余裕があった
ので、国立で下車。15年ぶりくらいか。大学時代に一気に戻る。あまりにも懐
かしく去りがたかったが移動。伊勢丹8F「歌行燈」。伊藤明彦さんの双子のお
兄さん、公彦さんに初めて会う。難波稔典さんと一緒に昼食。歴史的会談なの
で録音させてもらった。タクシーでご自宅までお送りして、昭島から浜松町ま
で。難波さんとデニーズで打ち合わせ。別れて空港。日帰りでも行って良かった。
●5月14日(水)
佐藤正午『熟柿』(KADOKAWA、2025)を読み終わった。10年越しの長編小
説。「熟柿(じゅくし)」=「熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、
気長に時機が来るのを待つこと」。心に染みる物語だった。NHKドラマ『地
震のあとで』第4話「続・かえるくん、東京を救う」。原作は村上春樹、演出
は井上剛。妙なリアリティがあり、印象に残る。丸善ジュンク堂書店で「ルビ
で広がる本の世界フェア」が16日から開催とのこと。「ルビ財団」というのが
存在していることを初めて知った。
●5月19日(月)
Amazonから注文あり。少部数でばらばらに来るの、本当にやめてほしい。『未
来からの遺言』ドラマ化の情報を書店に案内するためFAX原稿を作る。design
POOLの北里さんに送付。『写真の会 会報』第89号(2024.12)を遅ればせな
がら入手、「追悼・鈴木一誌 座談会」「鈴木一誌へ捧ぐ・追悼文集」を読む。
姜湖宙さんから届いていた詩集原稿の並び替え作業。NHKから『八月の声を運
ぶ男』の宣伝写真がようやく来た。
●5月23日(金)
25日深夜(1:45~2:40)のNBCの番組『証言~核なき未来へ~被爆80年 No
more』を録画予約。しきりに「継承」と言いつつ、結局こういうドキュメンタ
リーをこの時間帯にしか放送しない。オンラインマガジンの更新。亀山亮さん
の第16回「上官を撃ち殺した日本兵」。今回は関連動画も付けた。亀山さんの
質問の仕方はすごい。平気で踏み込んでいく。が、優しさがある。山田稔『も
ういいか』(編集工房ノア、2024)を少し。新聞の投書欄「補聴器外せば至福
の静寂に」(72歳)。どんな世界なのだろうか。
●5月26日(月)
くもりのち晴れ。23日、セバスチャン・サルガドが81歳で亡くなったらしい。
『未来からの遺言』ドラマ化の帯とPOPを作ってNHKに見せたらダメ出しあ
り。やかましい。ニュースレター第15号の準備。紺野ぶるまの「芽吹きました」
のなぞかけは天才的。
●5月30日(金)
朝、北里俊明さんから、オリジナルデザインのTシャツとアントニオ猪木のイ
ラスト(額縁入り)のプレゼントが届く。元気があればなんでもできる。昭和
堂に在庫の引き渡し。15時から新原道信先生とオンラインで話す。講義ノート
を読んでの感想、本作りのためのアイデア、合宿の計画など。先生は羅針盤。
「誠は天の道なり。之を誠にするは人の道なり」(『中庸』)。先生のように
生きたい。
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【海岸線-13】ひとのかなしさ
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3か月おきに大きな病院に通っている。以前に受けた健康診断で、腎機能の数
値が人より低いことがわかったので、経過観察が必要になった。
自宅からバスで10分、歩くと30〜40分。血圧と体重を計り、採尿と採血をし、
診察まで1時間ほど待つ。長い。
その間、スマホをいじったり、本を読んだりはしない。ただぼーっとしている。
正しくいうと、ただひとつのことを思いながら、ぼーっとしている。
たくさんの人。この人たちは、どうしてここにいるのだろう。この人たちに、
なにが起こったのだろう。なにが起こっているのだろう。これから、なにが起
こるのだろう。
こゑのみでひとのかなしさ知る茶房背中あはせの顔はみえねど(岩田正)
ここは茶房ではない。茶房という語こそがこの歌に深みを与えていることを知
りつつ、しかし、この歌が待ち時間の自分を擦過していく。
ひとのかなしさは、もしかしたら背中あわせのときのほうが感じられるのかも
しれない。などと思っているうちに、名前を呼ばれることになる。
診察室を出れば、あとは帰るだけだ。
(了)
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【本棚の本】『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』ほか
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●ダグラス・ラミス『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』
平凡社、2000年
●比嘉康文『我が身は炎となりて 佐藤首相に焼身抗議した由比忠之助とその
時代』新星出版、2011年
●アンソニー・スミス『ザ・ニュースペーパー』仙名紀訳、新潮選書、1988年
●冨田均『東京私生活』作品社、2000年
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【『雨晴』から】
姜湖宙『ストライク・ジャム』第15回「通訳(ジャンクション)」
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私たちは毎朝五時半起きでバスに乗り、鶴橋駅へ向かった。バスと電車の中で
『箱崎ジャンクション』を毎日捲っていたが、ちっとも進まない。
今回の雇い主は、日本企業の韓国工場で長年働き解雇された労働者たちだった。
二百名を超える従業員が、十二時間交代制で平均十年以上働いた会社からショ
ートメッセージ一通で解雇された。本社は解雇について一切の話し合いを行わ
ず、工場を物理的に潰そうとブルドーザーを引っ張ってきた。それを阻止する
ために、昨年の初めから二人の労働者が工場の屋上に登り、籠城を始めた。こ
の高空籠城の闘いは厳しい寒さの冬を二度越え、日本への遠征団が組まれた今
もなお続いていた。労働組合の組合員である彼らの来日の目的は、大阪に本社
を構えるX社と雇用継続を求めて話し合うこと。たった、それだけだった。だ
が、X社は対話を拒み続け、私たちは本社前での要請行動や関係諸機関との調
整、あるいは繁華街でのチラシ宣伝のために大阪をぐるぐると回ることになった。
通訳業務に入るといつも最初の数日間は交通整理をする移行期間が必要だ。普
段は通訳ではなく韓日の翻訳業が中心のため、知っている韓国語の単語であっ
てもすぐに口から出て来ない。まだ脳内では日本語の思考回路が働いていて、
韓国語での思考と混乱し、複雑な回路を経なければ、納得する通訳が出て来な
い。同じ韓国語といえども、その人がどんな言い回しや単語を好むか、方言、
思想性、性格、それら総体を総合的に把握し、判断し、考慮する。
通訳中、日本語話者の日本人同士が疎通の取れていない会話を展開する時、最
も気に障った。弁護士との面談、大阪府の社労士会との面談、etc。むしろ通訳
が必要なのはあなたたち日本人同士の方ではないかと思うほど、お互いに嚙み
合っていない議論をしていた。
「まったく宝くじが当たったみたいなもんですよ」
「じゃあ、一億当たったら自分の金じゃないと言うのか」
「何を言ってるんです? 宝くじとシンポジウムは全く別の話じゃないですか」
これをそのまま通訳している私だけが、この場の混乱に巻き込まれず、むしろ
ひとり取り残されているようだった。
(↓続きはこちらから)
https://suiheisen2017.com/kang-hoju/3449/
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お読みいただき、どうもありがとうございました。
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編集室 水平線(発行人=西 浩孝)
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