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新着情報

ニュースレター「ひとりから、長崎から」第4号(2023.5.31)を配信しました

★配信登録はこちらから。
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編集室水平線のニュースレター「ひとりから、長崎から」第4号(2023.5.31)
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こんにちは。編集室水平線の西浩孝です。
ニュースレター「ひとりから、長崎から」第4号をお届けします。

(このレターは、PCで読まれることを想定しているので、スマートフォンでは
読みにくいかもしれません。あらかじめご了承ください。)

 ***

ニュースレターの内容紹介です。

「新着情報」では、文字どおり、水平線および水平線の刊行物に関する最新の
情報をお知らせします。

「作業日誌+α」は、ニュースレターが隔月配信なので、その2か月のあいだ
にメモした短い記録をいくつか掲載します。「+α」とあるのは、編集作業と
は関係のない記述も含まれているためです。

「海岸線」は、編集人(わたし)による書きものです。そのときに書きたいこ
とを自由に書いていきます。

「本棚の本」では、水平線(わたし)の本棚にある本を紹介します。これは、
フェイスブック、インスタグラムに投稿しているものと同じです。とくに感想
も解説も付けていないので、なんともそっけないコーナーです。

「『雨晴』から」は、オンラインマガジン『雨晴』(suiheisen2017.com)のなか
から、公開済みのひとつを選んで、一部または全部を掲載するものです。今回
は新原道信さんの連載第1回の一部をお見せします。

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それではどうぞご覧ください。

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【新着情報】大谷良太詩集『方向性詩篇』刊行ほか
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詩人・大谷良太さんの新詩集『方向性詩篇』を刊行しました。
https://suiheisen2017.jp/product/708/

第4詩集『午前五時』(書肆ブン、2016年)以来の本作。2017年から2022年
までの作品のうち、25篇を収めます。

栞は駒ヶ嶺朋乎、中尾太一の両氏にお願いしました。その文章の一部は、サイ
トの「本文紹介」に掲載しています。また「本文公開」では、『方向性詩篇』
所収の7篇を読むことができます。

本書はすでに水平線のネットショップで販売しております。どうぞよろしくお
願いします。

 ***

ポッドキャスト第5回「『来者の群像』」(第6回「補足」)、第7回「『薄
明行』『ひなたやみ』『午前五時』」を配信しました。

前回までとは一転、よくしゃべりました。第5回は30分ほど、第7回は約1時
間です。著者との出会いや、本が刊行にいたるまでのこと、後者については詩
の朗読など、秘話(?!)がたくさん。「ながら」でいいので、聞いていただける
とうれしいです。

そして、ぜひチャンネル登録をお願いします。チャンネル名は「編集室水平線
Podcast」です。AppleまたはGoogleのポッドキャストで「編集室水平線」と検
索してみてください。

iPhoneやiPadでは、ホーム画面上にポッドキャストのアイコンがすでにあるは
ずです。Androidの場合は、Google Playから「Google Podcasts」をインストール
してください。

 ***

国立ハンセン病資料館の企画展「ハンセン病文学の新生面 『いのちの芽』の
詩人たち」が5月7日(日)に閉幕しました。
https://www.nhdm.jp/events/list/4942/

木村哲也『来者の群像 大江満雄とハンセン病療養所の詩人たち』は、この『い
のちの芽』に参加した詩人たちに取材した一冊です。

以下のページから、内容紹介、目次、著者略歴を見ることができます。また、
本文の一部も公開していますので、ぜひ読んでみてください。そのままネット
ショップで購入することも可能です。
https://suiheisen2017.jp/product/713/

 ***

オンラインマガジン『雨晴』を、だいたい週に1回のペースで更新しています。
この間に公開したのは、以下のとおりです。

●新原道信『過去と未来の“瓦礫”のあいだで』 第1回〜第3回「“瓦礫”の予感」
https://suiheisen2017.com/category/niihara-michinobu/
●亀山亮『戦争』 第4回「エモンズ」
https://suiheisen2017.com/kameyama-ryo/2004/
●西尾漠『極私的原子力用語辞典』 第10回〜第12回「原子力船「むつ」放
射線漏れ」「原子力の日」「原子力ムラ」「原子力ルネサンス」「原子炉」「原
子炉立地審査指針」
https://suiheisen2017.com/category/nishio-baku/
https://suiheisen2017.com/category/nishio-baku/page/2/
●諸屋超子『くたばれ』 第4回「王様に見初められて断れば一家皆殺し」
https://suiheisen2017.com/moroya-choko/2052/
●中里佳苗『生きた「吹き溜まり」』 第7回〜第9回「「湘南プロジェクト」
の「始まり」」
https://suiheisen2017.com/category/nakazato-kanae/
●上野朱『本のおくりびと』 第4回「17歳の春に」
https://suiheisen2017.com/category/ueno-akashi/
●姜湖宙『ストライク・ジャム』 第4回「湖へ」

オンラインマガジン『雨晴』は、アプリ「編集室水平線」内で公開しています。
以下のページから、お手持ちのスマートフォンやタブレットに、インストール
をお願いします。
https://suiheisen2017.jp/appli/

『雨晴』はsuiheisen.comでも読むことができますが、アプリを入れると、毎回
プッシュ通知で更新情報が届きますので、こちらを推奨しております。

 ***

オンラインマガジン『雨晴』の著者のみなさんのご活躍を紹介します。

亀山亮さん。『Fielder(フィールダー)』の連載「亀山亮の八丈島生活史」が
更新されました。vol.69は「キクラゲ」です。
https://fielder.jp/archives/17573

姜湖宙さん。『現代詩手帖』5月号「特集新鋭詩集2023」に、作品「師弟」が
掲載されました。アンケート(略歴、もっとも刺戟を受けた詩集、最近関心の
あること)にも回答しています。
http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_3030.html

中村寛さん。『designing』に「デザインと人類学のフィールドノート」が掲載
されています。
https://designing.jp/design-anb-anthropology-1
https://designing.jp/design-and-anthropology-2

(なお、これらは私が把握している限りであることをお断りしておきます。)

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【作業日誌+α】2023年4月〜5月
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●4月17日(月)
晴れ。外に出ると緑がまぶしい。やる気が出ないので、YouTubeで「細かすぎ
て伝わらないモノマネ選手権」を見る。ラジオで「八方不美人」を知る。14時
ごろ、オンラインマガジンの更新作業。亀山亮さんの連載「戦争」第4回。こ
んな写真を撮れる人はいないだろう。映画ならペドロ・コスタか王兵か。年内
に亀山さんを訪ねるつもり。夕方にツイッターを見てたら、麻生太郎が講演会
で「戦える自衛隊に」と言ったらしい。こいつらの好き放題に対し、怒りをもっ
て抗議し批判しなければならない。

●4月19日(水)
今日の午後に大谷良太詩集『方向性詩篇』が届くというので朝からそわそわし
ている。そんなことをしても時間が早く過ぎるわけはないのだが、昼めしを11
時に食べた。献本リストのうち、まだ住所を入力していなかった箇所を埋める。
ラベル作成はこれから。紅茶を3杯。15時ごろ、(ついに)仕事場に印刷所の
方が見える。段ボールを運び入れたあと、出来たばかりの一冊を手に取る。高
揚のなか差し出される請求書。取り急ぎ著者へ発送の準備。郵便局へ行った帰
りにコンビニでビールを買った。今夜は本を枕元に置いて寝る。

●4月29日(土)
ひどい雨風。土日は仕事をしないことにしており、今日もそうするつもりだっ
たが、昨日までにやり残したいくつかが気になり、午後、やはりパソコンに向
かう。プリンタ不調。Amazonへの納品書が印刷できない。とりあえず放置して
メールの返信。つづけて原稿に向かう。ポッドキャスト、またしばらくやって
ないなあと思う。連休中にやろうか。

●5月2日(火)
午前から午後にかけて『方向性詩篇』の献本作業。著者謹呈分。けっこう数が
多い。終わらない。16時すぎ、3月30日以来のポッドキャスト収録。木村哲也
さんの『来者の群像 大江満雄とハンセン病療養所の詩人たち』が出来るまで
について、ナマズのぬいぐるみを前に話す。30分ほど。すぐ配信。休憩してい
たらピンポーン。なんと市内在住の方が原付に乗って『方向性詩篇』を買いに
来てくれた。「大谷良太さんと姜湖宙さんのファンです」。発売前だが、わざ
わざ足を運んでくださったので、特別にお売りする。感激。ただ部屋着だった
のが恥ずかしかった。

●5月10日(水)
夜中に起きて目が冴えたので、朝5時にクルマで出かける。適当に走って西海
市まで。往復2時間。晴れ。午前、発送作業と校正の請負仕事を少し。昼、きつ
ねうどん(インスタント)。食後に『現代思想』5月号「特集〈フィメールラッ
プ〉の現在」をつまみ読む。未知の世界。その後ポッドキャスト収録。詩を朗
読。約1時間。くたくた。ポイフルをほおばる。図書館からの注文対応へ。書
類が面倒で後回しになっていた。やれば大したことはないのだが。洗濯物を取
り込んだ。

●5月11日(木)
ミス。市内の書店からの注文に、間違えて卸値ではなく定価で売ってしまった。
あとで電話がかかってきた。来週、差額をお戻しすることに。そんなことにも
気づかず、私はChatGPTで「方向性詩篇は売れますか?」などと聞いていたの
だった。「方向性詩篇は、文学や詩歌に興味のある人々にとって非常に価値の
あるものです。また、特定のテーマやトピックを掘り下げることができるため、
読者に深い印象を与えやすく、個人的な成長にも役立ちます。ただし、直接的
な商業的利益を追求する場合には、需要と供給のバランスを考える必要があり
ます。特に、市場全体を対象とする場合には、需要が限られていることが多い
ため、販売戦略に工夫が必要になることがあります」。

●5月16日(火)
寝坊。今日はNBCラジオ「昭和堂笑顔のレシピ」に出演する。急いで支度して
「めがね橋」までバス。そこから昭和堂のKさんと一緒にクルマでNBCへ。関
係者に挨拶を済ませ、11時20分に放送開始。生で聞くアナウンサーの声はびっ
くりするほど美しい。10分弱で終了。記念撮影。「お上手でしたよ」。お世辞
を真に受ける。後日、録音のCDをもらえるらしい。浜町アーケードをぶらつい
てから帰宅。疲れが出て横になる。

●5月29日(月)〜30日(火)
大谷良太さんに会いに京都へ。たのしかった。

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【海岸線-4】アフターコロナ(1)
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5月8日から新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけが「2類相当」から
季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行した。これに伴い、毎日おこなわ
れてきた厚生労働省による全国の新規感染者数の発表(「全数把握」)も終了
した。いま、ウィズコロナからアフターコロナへ、という声が聞こえている。

だが、ちょっと待ってくれ、と言わざるをえない。「アフターコロナ」を唱え
る前に、立ち止まり、振り返るべきことが、いくつもあるのではないか。

「新型コロナウイルス感染症」は、2019年12月、中国湖北省武漢市で「原因
不明のウイルス性肺炎」として最初の症例が確認されて以降、市内から市外へ、
国内から国外へと次第に感染が拡大していき、世界保健機関(WHO)は2020
年1月31日にこれを「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」
に該当すると宣言、その後は世界中で急速かつ広範囲に感染が拡大し、3月11
日には同機関のテドロス事務局長が「パンデミックとみなせる」と表明した(こ
の感染症の正式名称は「COVID-19」、ウイルス名は「SARS-CoV-2」と名づけ
られた)。

これに前後して、日本政府は2月26日に大規模なスポーツ・文化イベントの自
粛を、翌27日に全国すべての小中高校と特別支援学校に対し3月2日からの臨
時休校を要請、3月5日には中国(香港・マカオを含む)と韓国からの入国を制
限する措置を発表したものの感染抑制にはつながらず、4月7日いわゆる新型コ
ロナ特措法に基づく「緊急事態宣言」の発令に至った(対象地域は7都府県。16
日に全国へと拡大された)。

日本における2020年春から2023年5月頭までの感染者数はおよそ3377万人、
感染による死者数は7万4000人。感染者数・死者数でともに世界ワースト1位
のアメリカにいたっては、後者は100万人を超えている。これは、過去の3回
の戦争による米軍の死者数(第二次世界大戦40万5000人、ベトナム戦争5万
8000人、朝鮮戦争3万6000人)の2倍、それ以上だ。アフターコロナのなかで、
これらの人びとは忘れ去られてしまうのか。

日本では、患者の死の前後、家族は防護服を着て対面したり、ガラス越しで面
会したりしたという。亡きがらは納体袋とひつぎに入れられ、隙間なく目張り
され、病院や施設から火葬場に直接送られたという。搬送業者はゴーグルにマ
スク、手袋、防護服を身につけて仕事にあたったという。異常である。

悲しみの質、内実というものを考えなければならない。亡くなった人びとを悼
む気持ち、喪の作業のための特別な配慮、想像力が必要ではないか。社会のな
かで、遺族は確実に置き去りにされている。

コロナ後遺症の問題もある。疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、喀痰、息
切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障
害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下。当たり前だが、一人ひとつ、と
いうわけではない。複数が同時に、あるいは代わる代わる襲ってくる。

また、あまり取り上げられていないが、ワクチン後遺症も深刻なものである。
たとえば接種後1年半にわたって体調不良を訴える高校教諭(50代女性)がい
る。2021年9月にファイザー社製の1回目のワクチンを接種した翌日、体が動
かなくなり救急搬送。1か月入院し、その後ワクチンの後遺症で診察してほしい
と伝えると12もの病院に拒否され、たらい回しにされた。現在も頭痛やめまい
などに苦しんでおり、休職中である(兵庫・サンテレビの取材による)。

その他の人びとにとってコロナ禍は、一面では早くもすでに、過去の〈思い出
のようなもの〉になってしまっている。ほんとうに、これでいいのだろうか。

(次号につづく)

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【本棚の本】森元斎『国道3号線 抵抗の民衆史』ほか
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●森元斎『国道3号線 抵抗の民衆史』共和国、2020年

●姜湖宙詩集『湖へ』書肆ブン、2023年

●大谷良太詩集『方向性詩篇』編集室水平線、2023年

●鈴木一誌『重力のデザイン 本から写真へ』青土社、2007年

●宮地尚子・村上靖彦『とまる、はずす、きえる ケアとトラウマと時間につ
いて』青土社、2023年

●レベッカ・ブラウン『若かった日々』柴田元幸訳、マガジンハウス、2004年

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【『雨晴』から】新原道信『過去と未来の“瓦礫”のあいだで』 第1回「“瓦礫”の予感(1)」
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私たちの日常は過去と未来の“瓦礫”に満たされている。社会的大事件のみならず
個人の病・死も含めて。
突然やって来る「それ」は、実はすでに客観的事実のなかに、いくつもの“兆し・
兆候”として存在していた。わたしたちがただ、「それ」を見ようとしなかった
だけだ。

1.“瓦礫”の予感

1959年に静岡県の伊豆半島で生まれたわたしには、日本列島と朝鮮半島のあい
だで、非対称の合わせ鏡のような境涯で育った同年代の友人がいる。友人の父
親は、東京・深川で生まれ、1946年に「故郷」である済州島に「帰還」するも、
1948年に済州島の四・三事件に遭遇し、親族で唯一の生き残りだった姉と二人、
密航船で日本列島に辿り着いた。「故郷」では、村そのものの存在が根絶され
た。荒野と化した土地に埋まっている骨とそこに漂う想いを、なんとか次の世
代に伝えようと格闘したが、2000年に倒れ、この世を去った。

わたしの父親は、薩摩半島から中国大陸・朝鮮半島へとわたった一族で、1926
年9月11日に朝鮮半島・全羅北道・群山(クンサン)に移民三世として生まれ
た。幼少期・青年期を、白村江の古戦場近くのこの港町で過ごしたが、海軍に
入隊するため1944年に海峡を渡り、長崎県・川棚で特攻隊の訓練を受け、出撃
を待ちながら敗戦を迎えた。敗戦後は、「異境」の地である日本列島をさすらっ
た。戦後しばらく働いていた東京・目黒で見た「戦災孤児の眼光が忘れられな
い」と話したことがあったが、その生の軌跡の多くを語らず、1999年に伊豆半
島で生涯を閉じた。

わたしと友人は、朝鮮半島の港町を故郷とする「『外地』出身の引き揚げ者」と、
「江戸っ子」の済州島人の息子として、日本列島で生まれ育ったことになる。

友人が大学生となったとき、父親が懇意にしていた政治学者のもとに通うよう
になり、1927年生まれのその学者は、神田川沿いのビル街の「安楽」を遠望し
ながら、「この場所はかつて“瓦礫”の山だったんですよ。君たちには未来の“瓦
礫”が見えますか」と言ったという。

わたしには、生涯の恩師となった1906年生まれの哲学者がいた。治安維持法
で検挙され、敗戦後は瀬戸内の村に隠遁しようと思っていたところ、旧制一高
の教授として東京に招かれ、焼け野原となった東京で暮らし始めた。恩師は、
過去の体験を経験化しなければ、ふとした日常の小さな変化から、未来の焼け
野原への暗転、「ペリペティア(突然、生身の現実に出会う瞬間)」が始まる
という話をされた。体験とはただ生起したことがらが身体を通り抜ける(fahren)
ことであるが、経験する(erfaren)とは、自らが体験したことがらを、痛みを
ともなう形で(「自己」の解体に直面し)、自らを切り刻み(analysieren)、
ことがらを刻み込み・埋め込み、切り離すという道行きである。

わたしの恩師や友人の恩師には、その生きられた学問から、未来の“瓦礫”を
“予見する(prevedere, prevision)”ところがあった。それぞれの父親たちは、特
攻や密航、“瓦礫”と化した東京が身体に染みつき離れない世代である。そこか
ら、“予見”とはいかないまでも、うっすらとした“予感(presentiment, presentimenti,
Vorahnungen)”、あるいは、なんらかの“災厄へのdoomedな(ただ安心とはいえ
ない)予感”があったのだろう。そしてわたしや友人は、その“予感”を引き継ぎ、
過去と未来の“瓦礫”のあいだを「たまたま」生きながらえているという「うしろ
めたさ」の身体感覚(sensus corporis, corporeal sensation)があったのかもしれない。

(つづきはこちらから)
https://suiheisen2017.com/niihara-michinobu/1932/

(アプリ「編集室水平線」のインストールは、以下のURLからお願いします。)
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編集室水平線(発行人=西浩孝)
〒852-8065 長崎市横尾1丁目7-19
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