編集室水平線は2017年、木村哲也『来者の群像 大江満雄とハンセン病療養所の詩人たち』、渋谷直人『遠い声がする 渋谷直人評論集』の2冊の刊行により、長崎において出版活動をはじめました。
水平線は会社や組織ではありません。一個人による、一種の〈運動体〉です。名は自身の郷土、富山県高岡市伏木の廻船問屋に生まれた作家・堀田善衞(1918-1998)のことば——「水平線を見て育った者は、真直ぐ前を見て行くのだ」——からとりました。
本をつくる意味をつねに見失わないこと。ささやかな目標です。独立した精神に拠って立つ〈個〉であること。おおきな課題です。
どうぞお気軽に、ご意見・ご感想をお寄せください。〈対話〉なきところに、ほんとうの意味での〈本〉は成立しないのですから。
みなさまからの応答を期待します。
編集者・出版者 西 浩孝