コンテンツへスキップ

新着情報

ニュースレター「ひとりから、長崎から」第14号(2025.4.1)を配信しました

★配信登録はこちらから。
https://suiheisen2017.jp/newsletter/

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集室水平線のニュースレター「ひとりから、長崎から」第14号(2025.4.1)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんにちは。編集室水平線の西浩孝です。
ニュースレター「ひとりから、長崎から」第14号をお届けします。

今日から手帳を変えます。ニューダイアリー(黒、リンクアップ式、高橋書店)。

「自衛隊手帳」っていうのがあるそうですね(編集:朝雲新聞社、制作:NOLTY
プランナーズ、価格:本体1000円+税)。「ミニマムでありながら、内容はマキ
シマム」「陸海空各自衛隊部隊・機関等の組織編成、所在地一覧などの資料編や
「100年間の主な出来事」ページも充実」「コンパクトなサイズに豊富な機能がギッ
シリ!」だそうです。

(このレターは、PCで読まれることを想定しているので、スマートフォンでは
読みにくいかもしれません。あらかじめご了承ください。)

(↑これと↓これ、毎回書いていて恐縮ですが、新しく登録していただいた方
のためにそうしています。以前から読んでくださっている方には恐縮です。)

 *****

ニュースレターの内容紹介です。

「新着情報」では、文字どおり、水平線および水平線の刊行物に関する最新の
情報をお知らせします。

「作業日誌+α」は、ニュースレターが隔月配信なので、その2か月のあいだ
にメモした短い記録をいくつか掲載します。「+α」とあるのは、編集作業と
は関係のない記述も含まれているためです。

「海岸線」は、編集人(わたし)による書きものです。そのときに書きたいこ
とを自由に書いていきます。今回のタイトルは「原発作業員」。

「本棚の本」では、水平線(わたし)の本棚にある本を紹介します。これは、
フェイスブック、インスタグラムに投稿しているものと同じです。(と言いつ
つ最近はぜんぜん投稿できていません:(˘•̥ㅁ•̥˘ ): ついさっき選びました˘•̥⧿•̥˘)

「『雨晴』から」は、オンラインマガジン『雨晴』(suiheisen2017.com)のなか
から、公開済みのひとつを選んで、一部または全部を掲載するものです。今回
は、しろくまさんの連載『銀世界』の第7回「時」です(絵はサイトでご覧く
ださい)。

 *****

それではどうぞご覧ください。

———————————————————————————————————
【新着情報】シリーズ「伊藤明彦の仕事」、どーん! など
———————————————————————————————————

昨年12月に刊行を開始したシリーズ「伊藤明彦の仕事」の第1巻、『未来から
の遺言─ある被爆者体験の伝記/シナリオ 被爆太郎伝説』があちこちで取り上
げられています!

『南日本新聞』2月2日(共同通信・西出勇志編集委員)
『中国新聞』2月3日(森田裕美記者)
『西日本新聞』2月20日(作家・青来有一さん)
『西日本新聞』3月1日(作家・小野正嗣さん)
『図書新聞』3月1日(本紙編集・米田綱路さん)
『毎日新聞』3月7日(上村里花記者)
『消費者リポート』3月20日・1691号(ジャーナリスト・天笠啓祐さん)

上記のうち、『毎日新聞』と『中国新聞』の記事はネットで読むことができます。

●『毎日新聞』本紙3月7日掲載のロングバージョン
https://mainichi.jp/articles/20250302/k00/00m/040/139000c
●『中国新聞』ヒロシマ平和メディアセンター
https://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=148936

テレビにも出ました!

●KTNテレビ長崎 3月6日放送(2月5日におこなった記者会見)
https://www.ktn.co.jp/news/detail.php?id=20250306002
●長崎ケーブルテレビ 3月21日放送/3月27日再放送
https://www.youtube.com/watch?v=kOX4p6CTdY8&t=66s

自分で原稿も書きました!

●日本の古本屋メールマガジン 2月25日・413号
https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=19769

稀有な人物による稀有な本。
以下のページ、「本文公開」で第1章を読むことができます。
よろしくお願いします!
https://suiheisen2017.jp/product/3763/

 *****

『来者の群像 大江満雄とハンセン病療養所の詩人たち』(水平線)の著者、
木村哲也さんの編集で『大江満雄セレクション』(書肆侃侃房)が出版されま
した。
http://www.kankanbou.com/books/poetry/0662

ハンセン病療養所の入所者による合同詩集『いのちの芽』(現岩波文庫)を編
んだ詩人大江満雄(1906-1991)の代表的な仕事を精選。詩63篇と散文8篇を収
録しています。

〈ぼくらを感激さすものは ぼくら自身がつくらねばならぬ〉
(「雪の中で」より)

本書の刊行を記念して、以下の展示、トークイベントがおこなわれます。

●本屋Title(東京・荻窪)にて
2025年4月4日(金)
木村哲也さんトークイベント「大江満雄はどんな詩人だったのか」
https://www.title-books.com/event/13338
2025年4月5日(土)〜2025年4月22日(火)
大江満雄展
https://www.title-books.com/event/13333

●本のあるところajiro(福岡・天神)にて
2025年4月13日(日)
木村哲也さんトークイベント「いまよみがえる対話の詩学」(オンライン配信
あり)
https://note.com/kankanbou_e/n/n829a2812d02f
2025年4月4日(金)~4月13日(日)
大江満雄展
https://note.com/kankanbou_e/n/nd68d7dc34613?sub_rt=share_pw

選書フェアも同時開催。貴重な機会です。ぜひ。

▼木村哲也『来者の群像 大江満雄とハンセン病療養所の詩人たち』販売中!
https://suiheisen2017.jp/product/713/

 *****

オンラインマガジン『雨晴』を、ぼつぼつ更新しています。
この間に公開したのは、以下のとおりです。

●姜湖宙『ストライク・ジャム』
第14回「失われたものたち」
https://suiheisen2017.com/kang-hoju/3389/
●しろくま『銀世界』
第6回「夜」(←前号で抜かしてしまいました)
https://suiheisen2017.com/shirokuma/3349/
第7回「時」
https://suiheisen2017.com/shirokuma/3406/
●中里佳苗『生きた「吹き溜まり」─「湘南プロジェクト」の記録』
第27回・第28回「「うちら」と自治会の「おじさん」たち」
https://suiheisen2017.com/nakazato-kanae/3415/
https://suiheisen2017.com/nakazato-kanae/3423/
●亀山亮『戦争』
第15回「メキシコ・暴力の嵐」
https://suiheisen2017.com/kameyama-ryo/3439/

オンラインマガジン『雨晴』は、アプリ「編集室 水平線」内で公開しています。
以下のページから、お手持ちのスマートフォンやタブレットに、インストール
をお願いします。
https://suiheisen2017.jp/appli/

『雨晴』はsuiheisen2017.comでも読むことができますが、アプリを入れると、
毎回プッシュ通知で更新情報が届きますので、こちらを推奨しております。

 *****

新年度に向けて、やっていることを整理しようと思い、先日noteとstand.fmの
アカウントを削除しました。予告なく、すみません。

いま発信に利用しているのは、X、Facebook、Instagram、Blue sky、Threads、
Mastodonです。内容は、ほぼ一緒です。つらいです。よろしくお願いします。

———————————————————————————————————
【作業日誌+α】2025年2月〜2025年3月
———————————————————————————————————

●2月1日(土)
雨。『未来からの遺言/被爆太郎伝説』、サイトのネットショップから一気に
注文が来た。映画ライターのてらさわホークさんがXで紹介してくれたから?
とにかく発送発送。コーヒーこぼす。岩波書店の自然科学書ランキングで1位
になっている『生成AIのしくみ 〈流れ〉が画像・音声・動画をつくる』(岡
野原大輔著、2024)を注文。同じ著者で前から気になっていた3位『大規模言
語モデルは新たな知能か ChatGPTが変えた世界』(2003)も一緒に頼む。昼、
やきそば(紅しょうが有り)。

●2月4日(火)
雪。ちょっとだけ。富山県人にはなんということはない。11時20分、NBCラ
ジオ『あさカラ』内のコーナー「昭和堂 笑顔のレシピ」に出演。スタジオでは
なく電話になった。5分。「良かったですよ」とほめられ真に受ける。午後、郵
便局に大量のクリックポストを出しに行ったら不備があり、まさかの仕事場に
バック。長崎ケーブルテレビに取材してくれと売り込み。明日の記者会見用の
資料をつくる。疲れきったところからの請負仕事(校正)。

●2月12日(水)
NPO法人「被爆者の声」関連、知的財産権に関する相談のため、生まれて初め
て弁護士事務所に行った。2か所。13時半と17時。1時間11,000円+1時間
11,000円=22,000円。YouTubeでテレサ・テン「別れの予感」。

●2月13日(木)
長崎駅10:40発かもめ22号で福岡に向かう。博多駅でdesign POOLの北里俊明
さんと落ち合い、ブックスキューブリック箱崎店へ。営業。店主の大井実さん
はいなかったが、ちょうどお店に電話が入り、話すことができた。2階のカフェ
で昼食。丸善で有名書店員の徳永圭子さんに本の取り扱いをお願い。紀伊國屋
書店は社会担当者不在で資料だけ渡して去る。16時、喫茶「風街」で毎日新聞・
上村里花記者から取材を受ける。モスバーガーで軽くおなかを満たしてから19
時ごろ「本のあるところajiro」到着。書肆侃侃房の藤枝大さんに挨拶。19時半
からトークイベント〈シリーズ「伊藤明彦の仕事」をめぐって〉。1時間。参
加者15名くらい? 以前からメールでのやりとりだけあった里山社の清田麻衣
子さんに初めてお会いできた。名前は忘れたが近辺の居酒屋で打ち上げ。北里
さんに一泊お世話になる。

●2月17日(月)
午前、JRC等から来た注文を郵便局に持って行ったりなんだり。外は風が冷た
い。14時、長崎新聞社1階の喫茶「ザ・プレス」で共同通信・齋藤由季花記者。
「伊藤明彦の仕事」について話す。帰りのバスに乗る前に、プラットモールの
コメダ珈琲店で休憩。手作りたまごドッグ、コーヒー。夜、日本の古本屋メー
ルマガジンに載せてもらう原稿を書き上げる。寝る前にちょっとだけTikTokを
見る。生きる意味がわからなくなる。

●2月19日(水)
疲れて9時すぎまで寝ていた。どうにか起きる。TOHOシネマズに『ファース
トキス 1ST KISS』(監督:塚原あゆ子、脚本:坂元裕二、主演:松たか子・松
村北斗)を観に行こうかどうしようか迷ったが結局やめる。たまっていたメー
ルに順番に返信。『母の友』終刊号を少し読む。オンラインマガジン『雨晴』
の更新。中里佳苗さんの連載はあと2回で終わり。さいきん毎日のように子ど
もが「今日たのしいことあった?」と聞いてきて困る。自分の日々、感情の貧
しさ。

●2月21日(金)
木村カエラ「TODAY IS A NEW DAY」。Kさん来たる。午後いち、バスで眼鏡
橋まで。ひとやすみ書店に納品。下妻みどり『すごい長崎 日本を創った「辺
境」の秘密』(新潮社、2025)、藤本明宏『そぞろに描く アジサカコウジイ
ンタビュー』(長崎文献社、2023)、『鎌田慧セレクション─現代の記録─ 3
日本の原発地帯』(皓星社、2025)を購入。14時、浜町アーケードの「サンマ
ルクカフェ」で近藤敏雄さんと田中俊廣先生。ふとんの中で、32年ぶりに刊行
された『新沖縄文学』96号(沖縄タイムス、2025)、みすず書房編『読書アン
ケート2024 識者が選んだ、この一年の本』(2025)。水平線の本は見当たらず。

●2月26日(水)
Sさんから教えてもらったテキスト生成AI「Claude」がすごい。「いま売れそ
うな本の企画を教えて」に6案。うちひとつに「目次を作って」と聞いたら第
1章から第8章、小見出しまで全部つけて出してきた。付録もある。「著者の
候補」には実在人物を8人。亀山亮さん、デザイナーの鈴木聖さん、藤原印刷
の松房慶太さんとオンライン会議。写真集『MEXICO WAR JOURNAL(仮)』
のイメージの共有、大まかなスケジュールの設定。A4上製でいく。ロシアに
よるウクライナへの軍事侵攻が始まって24日で3年。

●2月28日(金)
晴れ。ごちゃごちゃしているうちに午前が終わった。13時半、桜町の長崎ケー
ブルメディア。テレビ収録。ディレクターの斉藤礼子さんとフリーアナウンサー
の高月晶子さんと簡単な打ち合わせをしてから本番。スタジオでマイクを付け
てもらう。これがあれか。『未来からの遺言』について話す。「しゃべるのが
上手ですね」「顔は加工してください」。寄り道して帰りたかったが、やるこ
とがあったので16時ごろ帰宅。東日本大震災から14年、石巻市と女川町を舞
台にしたNHK土曜ドラマ『水平線のうた』(主演:阿部寛)を録画予約。大船
渡が山林火災で大変なことになっている。夜、スマホでナイツ独演会『でも懐
には分厚いお札が入っていた』(2024)。

●3月3日(月)
伊藤明彦さんの命日。

●3月4日(火)
雨。寒い。朝食後、メールのチェック。だれからも届いていない。「被爆者の
声を伝えたい」の原稿を書く。昨日の締切を過ぎてしまったが、ようやく完成。
昼、冷凍のソーキそば。うまい。午後1時半、長崎被災協事務所。舩山忠弘さ
ん、増川雅一らと集まる。場が変わると話も変わる。終了後、舩山さんと浜口
町の酒屋へ。87歳の立ち飲み2時間。子どもにラップバトルで完敗。

●3月9日(土)
10時、新原道信先生とWebex。2026年度以降のプロジェクトについて話し合う。
午後、DVD『ヤノマミ〜奥アマゾン・原初の森に生きる〜[劇場版]』(ディ
レクター:国分拓、NHK、2010)。驚異のドキュメンタリー。二度と撮れない。
ナンシー関の「消しゴムはんこ」5000点が自然劣化で危機とのこと。デジタル
アーカイブ構築のためのクラウドファンディングに15,000円支援する。

●3月12日(水)
確定申告作業、終了。黒字だった。1996年生まれの映画作家・佐藤そのみさん
(宮城県石巻市出身)の映画『春をかさねて』『あなたの瞳に話せたら』(2019)
の存在を知る。今のところ九州で上映の予定はない様子。全日本仏教会機関誌
『全仏』655号インタビューの仮ゲラがメールで届く。インタビュー写真、また
また手をあげ手を振り。癖、知らなかった。43年めの発見。

●3月17日(月)
朝、カーテンを開けたら粉雪。滋賀県立美術館「BUTSUDORI ブツドリ:モノ
をめぐる写真表現」展(1月18日〜3月23日)の図録が届く。好企画。やはり
大辻清司はすばらしい。積み上がっていた資料をすこし整理。C. ケネリー「実
験で見えた文法で変わる世界認識」『日経サイエンス』2025年3月号。松田哲
夫『編集を愛して アンソロジストの優雅な日々』(筑摩書房、2024)をよう
やく読み終えた。『編集狂時代』(新潮文庫、2004)ほどの面白さはないが、
それなりに。西原大輔編『一冊で読む日本の近代詩500』(笠間書院、2023)
の索引項目の立て方に感心する。

●3月21日(金)
夜、フジテレビのドキュメンタリードラマ『1995~地下鉄サリン事件30年 救
命現場の声』を観る。独自入手したという営団地下鉄で交わされた無線音声。
イラク戦争についての報道はほぼ無し。2003年3月20日はゼミの調査旅行で
カリフォルニアにいた。狂ったニュース、大規模な反戦デモ。帰国後、日本の
風景にめまいがした。

●3月27日(木)
気力なし。13時半、賑町の長崎清和法律事務所。1時間11,000円。シビれるぜ。
直後、難波稔典さんに電話。長くなり、帰りが遅くなる。夕方の混雑。「殺す
くらゐ 何でもないと思ひつゝ 人ごみの中を 濶歩して行く」(夢野久作)。
バスから見えた爆心地公園の桜がきれいだった。

———————————————————————————————————
【海岸線-12】原発作業員
———————————————————————————————————

2011年3月に起きた東京電力福島第一原子力発電所の事故(1・2・3号機のメ
ルトダウン、1・3・4号機の水素爆発)の衝撃は途轍もないものだった。しかし
同時に目の当たりにした事実にも、比較にはならないものの、わたしはけっし
て小さくない大きさで驚いていた。すなわち、日本の原発立地地域外に住む人
間のほとんどが、原発の「問題」、ではなくそもそも「存在」、にまったく無
関心だったということに。視界に入ってもいなかったということに。「他人事」
ですらなかったことに。

知的だとされている層においては、なお無惨であった。ある著名な思想家は、事
故直後におこなわれた対談で「いま原子力の勉強をしています」と語った。東北
をフィールドにしているやはり著名な民俗学者は、「東北はまだ植民地だった
のか!」と叫んだ。彼らは「思想」を知り「民俗」を知っていたが、「社会」を
知らなかった。露出したのは炉心だけではなかった。原発が見えないのだから、
まして作業員は見えるはずもなかった。

3.11で、原発作業員は〈われわれ〉の前に突如「現れた」。そして「英雄」に
なった。だが実態は結局のところ、被曝を余儀なくされ切り捨てられる底辺労
働者だった。彼らは事故以前よりいっそう、はるかに過酷な状況に置かれてい
た。同年8月下旬、福島第一原発の現況をネット上でリアルタイムで伝えてき
たライブカメラの前に、白い防護服を着た一人の作業員が立ち、およそ20分間
にわたってこちらを指差すという出来事があった。これはのちにアーティスト・
竹内公太によるものだったことが明らかになったが(ただし竹内は自分は「指
差し作業員」本人ではなく「代理人」だと言っている)、きわめて批評的な行
為であった。

竜田一人(たつたかずと)の漫画『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』
(全3巻、講談社、2014-2015)は作業員自身(6次下請け)が描く原発ルポと
して一定の反響を呼んだが(言うまでもないが「竜田一人」は「たったひとり」
だ)、それから10年後の〈われわれ〉の意識の中に作業員はもう「いない」
(ちなみに竜田はわずか半年ほどで会社の定める年間被曝限度に達したため現
場を離れた)。この3月に報道されたのは、廃炉作業の進捗だけで、だれがそ
れをどんな状況でおこなっているかについてはまったくと言っていいほど触れ
られなかった。

福島第一原発では、今も1日約4500人の作業員が働いている。

※例外として『東京新聞』の「ふくしま作業員日誌」(およそ1か月に1回の
掲載)は評価できる。2019年までの記録は書籍になっている。片山夏子『ふく
しま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の記録』(朝日新聞出版、2020年)。
上で言及できなかったが、初期を伝えるものとして、ハッピー『福島第一原発
収束作業日記 3・11からの700日間』(河出書房新社、2013)もある。

(了)

———————————————————————————————————
【本棚の本】中島葵『中島葵 全作品集1 小さな劇場』 ほか
———————————————————————————————————

●中島葵『中島葵 全作品集1 小さな劇場』兼六館出版、1993年

●山崎ナオコーラ『母ではなくて、親になる』河出書房新社、2017年

●ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』都甲幸治・久保尚
美訳、新潮クレスト・ブックス、2011年

●木村哲也編『大江満雄セレクション』書肆侃侃房、2025年

———————————————————————————————————
【『雨晴』から】
しろくま『銀世界』第7回「時」
———————————————————————————————————

わたしが生まれる前と
わたしが消えたあとは
どこか違っていてほしい

……………………………………………………………………………………………

お読みいただき、どうもありがとうございました。

よろしければ、友人・知人のみなさまに、このニュースレターの存在を知らせ
ていただけましたら幸いです。

編集室 水平線(発行人=西 浩孝)
〒852-8065 長崎市横尾1丁目7-19
Website: https://suiheisen2017.jp/

……………………………………………………………………………………………

●アプリ「編集室 水平線」
https://suiheisen2017.jp/appli/

●ご意見・ご感想は、下記の「お問い合わせ」フォームからお願いいたします。
https://suiheisen2017.jp/contact/

●バックナンバーを以下でお読みいただけます。
第1号 https://suiheisen2017.jp/update/3186/
第2号 https://suiheisen2017.jp/update/3290/
第3号 https://suiheisen2017.jp/update/3338/
第4号 https://suiheisen2017.jp/update/3412/
第5号 https://suiheisen2017.jp/update/3450/
第6号 https://suiheisen2017.jp/update/3480/
第7号 https://suiheisen2017.jp/update/3516/
第8号 https://suiheisen2017.jp/update/3617/
第9号 https://suiheisen2017.jp/update/3673/
第10号 https://suiheisen2017.jp/update/3708/
第11号 https://suiheisen2017.jp/update/3739/
第12号 https://suiheisen2017.jp/update/3827/
第13号 https://suiheisen2017.jp/update/3937/