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編集室水平線のニュースレター「ひとりから、長崎から」第7号(2023.12.4)
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こんにちは。編集室水平線の西浩孝です。
ニュースレター「ひとりから、長崎から」第7号をお届けします。
本当は11月30日に配信する予定でしたが、編集人のキャパオーバーで遅れて
しまいました。
でも、無理はよくないですよね(?!)
(このレターは、PCで読まれることを想定しているので、スマートフォンでは
読みにくいかもしれません。あらかじめご了承ください。)
***
ニュースレターの内容紹介です。
「新着情報」では、文字どおり、水平線および水平線の刊行物に関する最新の
情報をお知らせします。
「作業日誌+α」は、ニュースレターが隔月配信なので、その2か月のあいだ
にメモした短い記録をいくつか掲載します。「+α」とあるのは、編集作業と
は関係のない記述も含まれているためです。
「海岸線」は、編集人(わたし)による書きものです。そのときに書きたいこ
とを自由に書いていきます。
「本棚の本」では、水平線(わたし)の本棚にある本を紹介します。これは、
フェイスブック、インスタグラムに投稿しているものと同じです。とくに感想
も解説も付けていないので、なんともそっけないコーナーです。
「『雨晴』から」は、オンラインマガジン『雨晴』(suiheisen2017.com)のなか
から、公開済みのひとつを選んで、一部または全部を掲載するものです。今回
は亀山亮さんの写真連載「戦争」第7回の解説文をすべてお見せします。
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それではどうぞご覧ください。
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【新着情報】藤井貞和『増補新版 言葉と戦争』完成 ほか
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藤井貞和『増補新版 言葉と戦争』が完成しました!
旧版(大月書店、2007)は、第8回日本詩人クラブ詩界賞を受賞。
増補新版は12月中に販売開始予定です(ウェブサイトへの掲載、遅れています。
キャパオーバーです)。
本書は、戦争の起源と、それの現在と、今後のわれわれが何をしなければなら
ないかという、日ごろだれもが知りたいと思い、なかなか解答を得られない内
容について、とことん追究した一冊です。
以下、本文より。私は読んで、「おお!」となった箇所です(とくに2段目)。
「人間性という語の本来の、もし語が生き物であるならば、語としての“人間性”
の生き方はけっして暴力をさきだてることになく、そうではなくて何らかの人
間的努力により、暴力による解決を乗り越え、あるいは攻撃の回避をもくろみ
実現しようとする、つよい思想のうちにあるのでなければならないのではない
か。非人間性という語を対極に置くためには、人間性を確立させなければなら
ない。人間性は解決や回避の努力が産んできた思想のほうにあるのではないか。
世界史にしろ(東洋史を含む)、日本史にしろ、歴史の教科書や叙述に見ると、
戦争につぐ戦争によって世界がかたちづくられていったかのように見えるため
に、もしかしたら大いなる誤解がそこに生じている。若い国や強大国にとって
は、十年に一度か戦争を起こすことによって、歴史に名をのこす国になれるか
もしれないという幻想が生じる。歴史を学ぶ高校生たちは、戦争をなくてはな
らない必要悪であるかのように思い込むかもしれない。ちがうのではないか。
もしかしたら戦争を回避したり、非戦の思想を産み出したり、あるいはぜんぜ
ん戦争らしき戦争のなかったりする、長い時間や国や地方をめぐっても歴史は
叙述できるのであり、そうした非戦やさらには“無戦”をも歴史に組み込むこと
が構想されるべきではないのか。」
ウェブマガジン『水牛のように』11月号に発表された「改稿 -平和-」もお
読みいただきたい。
https://suigyu.com/2023/11 – post-9386
関連書に『非戦へ 物語平和論』(2018)があります。
著者略歴もこちらでご覧いただけます。
https://suiheisen2017.jp/product/566/
『湾岸戦争論』(河出書房新社、1994)、『言葉と戦争』、『非戦へ』が著者
の戦争三部作。どれもいま、まさに戦争を目の当たりにしているいまに、読ん
でほしい著作です。
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大谷良太詩集『方向性詩篇』の書評が、『現代詩手帖』12月号(現代詩年鑑
2024)に掲載されました。評者は菊井祟史さんです。
〈本書におさめられた二十数篇の詩のそれぞれの試みは、その場所で握りしめ
た意志、抒情、はたした思考を詩句に刻む。〔中略〕詩を書くことが、あるい
は書かれた詩のなかに「糧」が一握でも見出せるならば、詩それ自体が「糧」
となる〉
アンケート「今年度の収穫」でも、有働薫、河津聖恵、田中俊廣、田野倉康一、
宗近真一郎、森本孝徳、山田亮太の各氏が本書を挙げてくださいました。
さらに、アンソロジー「2023年代表詩選」には、作品「ひと汗」が選ばれてい
ます。
水平線のウェブサイト、「本文公開」で所収の7篇(「ひと汗」を含む)を読
むことができます。また、「内容紹介」にある中尾太一さん、駒ヶ嶺朋乎さん
による推薦文もご覧ください。
https://suiheisen2017.jp/product/708/
***
11月26日(日)、NHKラジオ第2『宗教の時間』で「詩集『いのちの芽』を
めぐって(1) 大江満雄とハンセン病療養所の詩人たち」が放送、『来者の群
像』の著者・木村哲也さんが出演されました。
https://www.nhk.jp/p/syukyo-jikan/rs/JWQ88ZVWQK/episode/re/Q8JKJ1YN84/
『らじる らじる』の「聞き逃し配信」で聴くことができます(2024年1月21
日(日)午前9:00配信終了)。ぜひ。
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0424_01
本はこちら。
木村哲也『来者の群像 大江満雄とハンセン病療養所の詩人たち』
https://suiheisen2017.jp/product/713/
***
ポッドキャスト、やってます。
12月2日(土)に、第9回「藤井先生」を配信しました。20分です。
チャンネル登録がまだの方は、どうぞお願いいたします。チャンネル名は「編
集室 水平線 Podcast」です。AppleまたはGoogleのポッドキャストで「編集室
水平線」と検索してみてください。
iPhoneやiPadでは、ホーム画面上にポッドキャストのアイコンがすでにあるは
ずです。Androidの場合は、Google Playから「Google Podcasts」をインストール
してください。
***
オンラインマガジン『雨晴』を、だいたい週に1回のペースで更新しています。
この間に公開したのは、以下のとおりです。
●亀山亮『戦争』 第7回「第二次インティファーダ(パレスチナ)」
https://suiheisen2017.com/kameyama-ryo/2461/
●西尾漠『極私的原子力用語辞典』 第19回〜第22回「多重防護」「脱原発」
「脱炭素電源法案」「チェルノブイリ原発事故」「チェレンコフ効果」「中間
貯蔵」「中性子源」「TRU」「停電」「低レベル放射性廃棄物」「電源開発」
「電源三法」「天然ウラン」「天然原子炉」
https://suiheisen2017.com/category/nishio-baku/page/2/
https://suiheisen2017.com/category/nishio-baku/page/3/
●諸屋超子『くたばれ』 第7回「扁桃体ララバイ」
https://suiheisen2017.com/moroya-choko/2524/
●中里佳苗『生きた「吹き溜まり」 「湘南プロジェクト」の記録』 第13
回〜第15回「プレハブの日本語教室」
https://suiheisen2017.com/category/nakazato-kanae/page/2/
●姜湖宙『ストライク・ジャム』 第7回「SIDE」
https://suiheisen2017.com/kang-hoju/2596/
●新原道信『過去と未来の“瓦礫”のあいだで』 第6回〜第7回「“受難”と“痛
み/傷み/悼み”」
https://suiheisen2017.com/category/niihara-michinobu/
オンラインマガジン『雨晴』は、アプリ「編集室 水平線」内で公開しています。
以下のページから、お手持ちのスマートフォンやタブレットに、インストール
をお願いします。
https://suiheisen2017.jp/appli/
『雨晴』はsuiheisen2017.comでも読むことができますが、アプリを入れると、
毎回プッシュ通知で更新情報が届きますので、こちらを推奨しております。
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【作業日誌+α】2023年10月〜11月
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●10月3日(火)
増補新版『言葉と戦争』、中途になっていた赤字修正作業を再開。奥付のタイ
トルにルビを振ろうとして、「新版」が「しんぱん」なのか「しんばん」なの
か、不安になる。手元の吉川浩満『理不尽な進化』(ちくま文庫)と山口昌男
『本の神話学』(中公文庫)は「しんぱん」となっていた。そういえば「絶版」
も「ぱん」だが、案外こういうことがわからない。
●10月7日(土)
10時前、『認知症になった私が伝えたいこと』(大月書店、2014)の著者・佐
藤雅彦さんから電話。連絡はいつ以来か。久しぶりだがハキハキしたお元気な
声。8月に別の施設に移ったとのこと。生活は快適である、臨床美術の個展をひ
らいて盛況だった、今晩は来日しているクリスティーン・ブライデンのパーティ
に参加する予定、など。佐藤さんはいつも前向きであろうとしている。
(佐藤さんについて参考:NHK番組『認知症の私からあなたへ』2015.11.17放送
https://www.youtube.com/watch?v=PwMw4StBDfA)
●10月がつふぁつ月13日(金)
昨日『言葉と戦争』の再校ゲラに書き込みをしたものをようやく先生に郵送し
て、どっと疲れが出た。オンラインマガジンの更新日だったが延期。寝て過ご
す。夜、少しパソコンに向かう。記録作家の川原一之さんから来ていた原稿に、
武田泰淳の「記録が大がかりになれば世界の記録になる」という言葉が引かれ
ていた。川原さんの仕事はまさにそれだ。
●10月19日(木)
友人とスカイプでパレスチナの話。イスラエルのギャラント国防大臣が「We are
fighting human animals」と発言していたことを知った。2016年、作家の目取真
俊さんが、沖縄の東村で米軍のヘリパッド建設に抗議中、大阪府警の機動隊員
から「土人」と言われたのと同じだ。17日、ガザの病院で爆発、数百人が死亡。
18日、イスラエル軍による激しい空爆が継続、地区内で子ども600人を含む1300
人が瓦礫に閉じ込められて行方不明。
●10月30日(月)
『言葉と戦争』入稿日。3時起床。朝食後、本文・カバー・表紙のデータを印
刷しようとしたら、何度やってもプリンタが反応しない。こんなときに限って
あるある。長崎駅前のキンコーズまで車を飛ばす。のち、アミュプラザのフー
ドコートで各種指定・注意事項などを書き込む。その際ロッテリアで買った絶
品チーズバーガーのあまりの小ささに愕然。単品440円。特段うまいわけでも
なし。14時、昭和堂。KさんにUSBとプリントの束を渡す。見返しの紙を選ぶ。
しばらく世間話。眠かったので安全運転で帰宅。
●11月7日(火)
体にマイクロチップを埋め込んだ人の記事(日経ビジネス)を読んだ。顔も指
紋もいらない新しい生体認証。現在、国内では300人ほどがチップを体に入れ
ているという。知らなかった。ボディーピアスの施術をする店で入れたと書い
てある。「マイクロチップは、ピアスの延長線上にあるような、アクセサリー
のような感覚で捉えています」。いずれ「デフォルト」となるのかもしれない。
●11月14日(火)
岩波科学ライブラリー『暗い夜空のパラドックスから宇宙を見る』(谷口義明
著、2023)を読み終えた。おもしろかった。このシリーズはおもしろい。去年
出て買った『人類冬眠計画』(砂川玄志郎著)もおもしろかった。〈生きもの〉
のジャンルは装丁もかわいい。『結局、ウナギは食べていいのか問題』(海部
健三著、2019)は気になりつつ未入手。
●11月22日(水)
晴れ。午前、完成した『増補新版 言葉と戦争』が届く。印刷所の人が帰った
あと、ひとり「やったー!」。しばらくなでる。落丁がないか検品。問題なし。
『非戦へ』と並べてみる。見返し以外は同じ仕様。箔押しの圧が足りない気が
したが、良し。昼食時、夕食時にもぱらぱら。で、あれが見つかった。
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【海岸線-6】超えないで
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『科学と資本主義の未来 “せめぎ合いの時代”を超えて』『難民 行き詰まる
国際難民制度を超えて』『ナチズムの芸術と美学を考える 偶像破壊を超えて』
『科学者マイケル・ポランニー 暗黙知の次元を超えて』『久保田万太郎と現
代 ノスタルジーを超えて』『少子化するアジア 家族形成の困難を超えて』
『親密圏と公共圏の社会学 ケアの20世紀体制を超えて』。
すべて今年出版された本のタイトルである。
「〜を越えて」も加えると、さらに『鶴見俊輔 混沌の哲学 アカデミズムを越
えて』『“ハーフ”物語 偏見と排除を越えて』『自民党政権の内政と外交 五五
年体制論を越えて』『アジア人物史 第11巻 世界戦争の惨禍を越えて』『パ
ルメニデス 錯乱の女神の頭上を越えて』、など。
ねえ、超えすぎじゃない? 踏みとどまれよ。楽すんじゃないよ。頭をひねろ。
「超える」「越える」は許容できるのである。こちらには言葉をしっかり選び
取ったという形跡があり、意志が見える。上はそうではない。「惰性」以外の
何物でもない。どう思います?
惰性の例は、本の帯文にも著しい。
「傑作」「最高傑作」「金字塔」「決定版」「画期的」「待望の」「渾身の」
「畢生の」「気鋭の」「俊英の」「第一線の」「第一人者の」。いまパッと出
しただけでもこれだけある。
「傑作」がそんなにしょっちゅう出てくるわけがない(語義矛盾である)。
「画期」がそんなに訪れるはずがない(藤井聡太・大谷翔平レベルじゃないと)。
「待望の」はほとんどの場合だれが待っていたのかわからない(マジで)。
ほかによく見るものとして「ライフワーク」とかもあるが、ひどかったのは、
私が長崎に移住する前に勤めていた会社で、ある先生の別別々の本の全部に「ラ
イフワーク」の文字があったときだ。分身?
言葉に携わる以上、惰性を超えて、つねに新しい言葉(「新語」の意味ではな
い)を追求すべきではないだろうか。
(蛇足ですが、最後の一文がオチになっております。)
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【本棚の本】米田綱路編『抵抗者たち』 ほか
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●米田綱路編『抵抗者たち 証言・戦後史の現場から』講談社、2004年
●エミール・ハビービー『悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事』
山本薫訳、作品社、2006年
●フィリップ・クローデル『リンさんの小さな子』高橋啓訳、みすず書房、2005年
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【『雨晴』から】亀山亮『戦争』第7回「第二次インティファーダ(パレスチナ)」
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子供たちが戦車に石を投げ、イスラエル兵に撃ち殺される。撃たれても倒れて
も少年たちは次から次へと石を手に戦車に向かっていく。繰り返し流れるニュー
ス映像が目に焼きついていた。
彼らがなぜそこまでするのか、何に追いつめられているのかを知りたかった。
フリーランスのカメラマンが自費でニュースを追い求めても意味がないと思い
ながらも、1枚で戦争を強烈に物語るような写真を強く欲していた。
日本での押しつぶされるような、何かに追い立てられているような生活にも嫌
気がさしていた。日本から逃げるように一番安い航空券を買って、友人のカメ
ラマンが住んでいたルーマニアのブカレストにとりあえず行くことにした。
空港のイミグレーションで日本赤軍と間違われて待ちぼうけを食わされたが、
ブカレストでの滞在は楽しかった。10日ほど滞在して気分転換もできたので、
金を遣い果たす前に陸路でトルコに行き、空路でパレスチナに入った。
日本を出る前、再びプレスカードをもらおうとニュース・エージェントの代表
に頼むと「もう君には協力できない」と言われて大喧嘩になってしまい、仕方
がなく友人に頼んで、Macで偽のプレスカードを作ってもらっていた。
イスラエル政府のプレスオフィスに行くと面倒な手続きがあって、政府発行の
カードがもらえなかった。日本のY新聞の支局が同じビルにあったので相談し
に行くと、支局長にどこの馬の骨かもわからないフリーカメラマンなど相手に
しないという嫌味な対応をされたので、早々に退散した。
カメラをぶらさげてエルサレムの旧市街を歩いているとタクシーが停まった。
「どこへ行くのだ」とドライバーが言った。
「衝突現場に行きたいのだけど、バスでどうやって行けばいい?」と尋ねると、
「ここから近くだから早く行こう」と言う。
タクシーで行くのは少し贅沢かなと思ったがドライバーの勢いに押されて車に
乗り、パレスチナ自治区ラマラのインティファーダの現場に向かった。パレス
チナ自治区と入植地に続く一本道にある衝突現場はタイヤの焦げた臭いが充満
していた。強い日差しの下で、焼け焦げた車をバリケードにして、少年や自分
と同年代の男たちが怒りをぶつけるように100メートル先のイスラエル国境警
備隊のジープに向けて石を投げていた。
(了)
(アプリ「編集室 水平線」のインストールは、以下のURLからお願いします。)
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お読みいただき、どうもありがとうございました。
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編集室 水平線(発行人=西 浩孝)
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